新しい目ができました

何回かこのブログにも書きましたが、今年の5月に右目の状態がかなり悪くなってることがわかり、痛みも強くなってきたので6月に眼球の摘出手術をしました。
退院する時に病院から小さな仮義眼を借りて入れて、7月の義眼外来で少し大きな仮義眼を処方してもらいました。

そしてこの間ついに、私に合わせて作られた本義眼がやってきました✨
7月から相談を始めて9月に完成。
思ったよりも早い完成です!!
大学病院の義眼外来で今週前半に受け取ってきました。


写真1枚目が本義眼です。
仮義眼よりもサイズが大きくなりました。ブログには顔写真はアップできないのですが、残った方の目との差がだいぶ縮まりました。
黒目にもやがかかってるのですが、これは、義眼士の先生に「色や模様も残った目と合わせて欲しいです」と自分でお願いしました。
残ってる目と揃った時に違和感が少ないように。
あと、黒目の大きさも残った目に合わせて少し小さめになってます。白目の色は少し灰色がかってます。
白目の色も含めて、私の目ってこんな感じなのか〜。


2枚目の写真は、仮義眼と本義眼を並べたところ。
左が仮義眼、右が本義眼です。
アツザワプロテーゼさんから貸してもらっている仮義眼は普通の目が描かれてて、白目に茶色と黒の瞳です。黒目が大きいです。
白目は少しだけ黄色っぽい?

本義眼をつけて見せたら、母からは「どっち側が義眼だった? 違和感がないね」と言われました🤣
装着感は今のところ痛くないです!!
大きなコンタクトレンズみたいな感じで、出し入れもスムーズにできてます。
外す時は指を使う人が多いのですが、私は指ではうまくできないので小さな吸盤が付いたスポイトという道具を使ってます。
フィクション作品みたいに義眼がしょっちゅう取れて困る、ということはいまのところないです。取り出すほうが難しいから💦

注意点は、義眼の大きさが変わったばかりの時は目やにが出やすくなること。
眼科の先生からは、目に違和感がある時や目やにが出る時は抗菌の目薬を使うように言われています。

1個目の仮義眼→2個目の仮義眼→本義眼と徐々にサイズが大きくなっていきましたが、ちゃんと入ってます。
右目はもともと小さくて瞼があまり開かなかったから、一番最初は小さい義眼を恐る恐る出し入れしてたのに。
目の周りの皮膚って意外と柔軟みたいです。自分の体ながら不思議。
受け取って着脱の練習をしたのですが、義眼の先生からは「大きさが変わると出し入れを怖がる人もいるけど、もえさんはすぐ慣れていてすごいですね」と言われました。
私の場合は、盲学校で出会った友人達が義眼を使っていたから、比較的早く慣れることができたと思います。
あと、右目が寿命を迎えそうな時すごく痛かったし怖かったから、変な話いろいろ鈍感になってるのかも。

義眼士の先生が言うには「半年、1年と経つうちにもう少し開くようになるかもしれない」とのことでした。
慣れるまでに痛くなる可能性もあるので、この間までつけてたもう少し小さい義眼もまだ借りてます。

歳とともに目の見た目も変わるらしく、義眼も残った目の状態に合わせて何年かに一度作り替えたりするそうです。
こう言っては変だけど、片目を失くさなければ考えもしなかったことがいろいろ分かりました。

これからは、今までよりも表情を作りやすくなるかもしれません。
病気でやむを得ず手術をして義眼になったけど、結果オーライ😁
お金を貯めて、いつか派手な義眼も作りたい!!!(笑)

そして、最近もう一つ嬉しかったことがあります。
経過観察で眼科の外来も受診したのですが、残った左目の眼圧 (眼の硬さ) が14くらいに落ち着いていて、ホッとしました。
右目が痛かった時は、左目の眼圧も20を超えたりしていたので。やっぱりストレスがかかっていたんだと思います。
かろうじて見える左目、大事にしよう。

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