優先席、いろいろ

今回は優先席で見かけた「ちょっとこれはどうなの?」という人の話。(おことわりしておきますが、杖をついていない人でも病気や怪我などの理由で座っている場合があることは承知しています)

電車やバスの優先席といえば、体調が悪い人、怪我をしてる人、障害者、高齢者、妊婦、小さな子供を優先的に座らせるための席。
私がよく利用してるゆいレール (沖縄のモノレール) にも優先席が存在する。
ゆいレールの場合、普通席のシートは青紫色、優先席のシートは赤色なので、私の視野 (見える範囲) に入れば見分けられる。
私は、行きの電車は始点に近い駅から乗ることが多くて、人もまだ少ないので優先席の場所を覚えて座っている。帰りの電車は那覇の中心街で混み合ってることが多いので、状況に応じて変えている。

車両によっては、優先席が向かい合うように設置されているのだが、ちょうど向かい側は私の視野に入る場所で、見るつもりはなくてもいろんな人が乗ってくるのが分かる。
杖をついてない人が座っていても「内臓が悪いか、まっすぐ立てないのかな?」、「他が満席だから一時的に座って必要な人が来たら譲るのかな?」と思ってるけど、時々「いくらなんでも酷くない?」と思うような人もいる。

1、片足を乗せて堂々と座る
大股開きではなく、片足をシートに乗せる座り方をする人を、これまでに何回か見たことがある。
座って片足を乗せたり、足を組んで片膝を乗せたりしてるので、2人分の席を取っている。杖はついていない。
たまたまかもしれないけど、この格好で座ってるのは体育着やユニフォームみたいな服を着て、スポーツをやっていそうな良い体格の人が多い。
足が長くて窮屈なのかな…。そんな長すぎる足、短くしてしまえ (目が笑っていない)

2、咳しながらノーマスクで変な歌を歌う人
男性の2人組が乗ってきて、私の向かい側の優先席に座った。
1人は結構大きめな咳をしながら、一緒にいる人に話しかけたり変な歌を歌ったりしている。声は若い。
顔は肌色だし、声も通ってるのでマスクをしていないらしい。
しかもその人が口ずさんでる歌の内容が、
「ねたみそねみくそみ〜♪ ねたみそねみくそみ〜♪」
さすがに引いた。聞くに耐えない。
(うるさっ!! 合間に大きい咳するし、何なの? 目に見えない障害あったとしてもさすがにこれはやめてほしい…)
そう思っていると、何駅目かで隣の車両に移動した。(優先席は車両のつなぎめ近くにあるので、歩いて行く方向で分かった)

もしかして、私が睨んでるように見えたのかな?
いや、さすがにあれは近くにいた他の人も気になっただろうし視線が刺さったのかも。
この人の向かい側にいた私が、痩せていて杖をついてマスクしてたから周りの人が「体が弱そうな人」と認識して表情かジェスチャーで何か訴えてくれたのかな。
何にしても、正直、離れて行ってくれてよかった。
次からは優先席の近くにいる時は気をつけてくれたらいいな。

もちろん、他の人が来たら端に詰める人、なるべくひっそりと座ってる人もたくさんいるけど、上記の人みたいなのもよくいる。
優先席は専用席ではないから必要な人にさっと譲れるのなら誰が座ってもいい。でも、座る時は周りの人への配慮をしてほしいと思う。
そして、立っていてもふらつかない人は優先席以外に座っていても杖をついてる人や体調が悪そうな人が近くに来たら、なるべく席を譲ってほしい。
私はそんなに人に気遣いできるほうではないけど、それでもリュックは背負うか前の方に抱えて座るし、近くに人が増えてきたら白杖を自分のところに寄せて先が通路に飛び出ないようにしている。

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