映画「イーちゃんの白い杖」 感想 〜先天性の視覚障害者も共感できるドキュメンタリー〜

一週間前に見た映画「イーちゃんの白い杖」。

見た直後は映画の内容の濃さと、私の精神状態もあり消化しきれていない部分もあったのですが、今改めていろんな場面を思い返すといい映画だったなー、と思います。

映画の紹介と、見た直後の気持ちは下記に書いています。

ドキュメンタリーの主役であるイーちゃんは長いこと盲学校で学んでいて、私も幼稚部から高校まで盲学校にいたので「そういえばそうだったなー」と自分が子供の時を思い返しながら見ていました。

もしかしたらこのブログを読んでいるみなさんも見たことがあるかもしれませんが、障害者を取り上げたドキュメンタリーって「重度の障害があっても周囲の圧力に負けず普通学校で学んでいる」とか、「親も周りもすごく協力的で難しいことにどんどん挑戦している」っていう人が取り上げられることが多くて。

それももちろんいいことなんだけど、それだけが正しいとかそれこそが頑張っている姿っていう伝えられ方をすると特別支援学校にずっといた人とか、いろいろあって途中から転校した人からすると違和感を感じるんです。

この映画のすごいところは、「盲学校に通う普通の女の子」の成長を追ったところだと思います。

主人公のイーちゃんは子供の時からとても考えがしっかりした人で、インタビューの中でもところどころで鋭いコメントを残しています。

特に共感したのが、中学生になって生徒数が多い東京の盲学校に転校した時の感想を語る場面。

イーちゃんは同級生がいる環境を楽しみにして入学するのですが、いじめにあってしまい、このようなことを語ります。

「東京の盲学校は、普通学校から転校してきた子とか、途中から視覚障害になった子も多くて考え方が違う。自分の目のことを受け入れられてない人もいる。別になりたくてなったわけじゃないし、視覚障害って隠すことじゃないと思う」

私はイーちゃんとは逆で中高生の時に自分の学校に普通学校から転校してきた子がいて、クラスの人数が少しずつ増えていき、彼らが苦しんでる様子を見て同じことを思ってました。

幸い転校してきた彼らはいい人達だったし、いじめにはあってません。だけど、このコメントには深く頷きました。

大人になった今なら、健康体でも不安定になる年頃に病気で目が見えなくなったらイライラしたり焦ったりしても仕方ない、って分かるんだけど、当時は自分も子供だったから

「なっちゃったもんは仕方ないじゃん。こっちは生まれつきこんななのに。不平不満ばかり言って何になるの?」

と思ってました。

言葉にするとなかなかキツイですね・・・。

正直なところ、しょっちゅうしょっちゅう愚痴や不平不満ばかり言ってる人の話を聞くと今も同じように思ってしまいます。私も不満くらいあるし、もう少し人にも寛容になりたい。

話が逸れました。

それに私は普通学校から転校生がくる前からなんとなく、「自分って変?」と思うことがたびたびあって、いじめを受けてなくても寂しい気持ちを漠然と感じてたので、イーちゃんがどれくらい辛かったかが想像できます。

私の場合は他の子よりも体調を崩しがちでしょっちゅう休んでたので、今思えば学校生活についていくので精一杯だったのかも、という気がします。

面白かったところは、イーちゃんが机の上に乗せた椅子に登って天井を触り、先生が長さを測る場面。

これは本当に面白そう!と思いました。

天井は触ったことないです。小さい時に親にたかいたかいしてもらって近くに感じたのはなんとなく覚えてるけど。

そしてほろりときた部分は、お母さんが唯織さんと弟の息吹くんについて語る場面。

息吹くんは目も見えないし重度の障害があってあまり体も動かせないのですが、お互いに声をかけたり手を握ったりして姉弟なりの方法でコミュニケーションを取ってるのを見て大丈夫だと思えたと語っていました。

他にも思い出すといろんな場面が出てくるのですが、特に印象に残った部分について書いてみました。

イーちゃんこと唯織さん、弟の息吹さん、20年に渡り取材を続けてきた橋本監督もすごいし、イーちゃん姉弟を支えつつ日常生活の取材を許可したご家族もすごいし、いろんな人の協力によって生まれたドキュメンタリー映画ということがすごく伝わってきました。

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