ティートゥリーとは

写真:写真AC
※「ティーツリー」、「ティートリー」と表記されることもあるけど、初心者にもよく勧められる精油メーカーである「生活の木」の商品名と、私の手持ちの本を基準に、ここでは「ティートゥリー」と表記する。
ティートゥリーは、オーストラリアやニュージーランドに自生するフトモモ科の植物で、成長すると3mほどの木になる。学名はMelaleuca alternifolia。
葉は針のように細く、春になると白やピンクの花を咲かせる。
オーストラリアの先住民、アボリジニーは古くからティートゥリーの葉を傷の手当や消毒に用いていた。
名前の由来は、18世紀のイギリス仁探検家、キャプテン・クックがお茶に浮かべて飲んでいたことからTea tree(お茶の木)と呼ばれるようになった。
消毒や消臭への効果が有名で、精油はアロマセラピーで使用される他に石けんや洗剤に配合されることもある。
オーストラリアのどの地域で栽培されたのかにより、含まれる成分の比率に違いが出る。
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ティートゥリーの効果
テルピネン-4-オール、1.8-シネオールなどの抗菌作用に優れた成分を多く含み、風邪や感染症の予防に役立つとされる。
また、抗菌、消臭に有効であるにも関わらず肌にも比較的優しいため、ふきでもの、水虫、口臭のケアにも用いられる。
ただし、栽培される地域や環境によって刺激の強い成分を多く含むものもあるので、ふきでものに少量の原液を塗って使用する場合などは精油についてくる成分分析表を確認したほうが良い。
テルピネン-4-オールが多く、1.8-シネオールが少ないものがより肌に優しいとされる。
ユーカリとの比較

写真:写真AC
ティートゥリーと同じくオーストラリアに自生するフトモモ科の植物であり、アロマでの効果が似ているものにはユーカリ精油もあるけど、皮膚のトラブルには刺激が少ないティートゥリーが良いとされる。
ティートゥリーの香り
森のようなすがすがしさに、薬のような渋みを感じる匂い。
「風邪予防に役立つ」、「ふきでものに良い」とされるが、まさにそんな感じ。
鼻が通るような清潔感はあるものの、お洒落というより健康になれそうな香り。
香水にはあまり使われなさそう。
多くのメーカーを嗅ぎ比べたわけではないけど、メーカーによっては「渋み」が強いように感じる。
今まで買ったティートゥリー精油の感想を簡単に言うと、ネット通販のEaseアロマはワイルドで、有名メーカーの生活の木はマイルド。(←突っ込み待ち)
素人の憶測だけど、どの成分が多く含まれているかで渋みが変わるのではないだろうか。
簡単な使い方
※専門家ではない、ただのアロマ好きがいろいろ調べて自己流で試した使い方です。
効果を保証するものではありません。
アロマは合う合わないの個人差も大きいので、試される際は、ご自身の体調に充分気を付けて、よく考えたうえでご判断ください。
芳香浴
アロマディフューザーやティッシュを使って香りを楽しむ。
ディフューザーで空気中に拡散させると、空気を綺麗にできる。
掃除
雑巾がけの時にティートゥリー精油をたらした水で雑巾をしぼったり、ウェットシートに精油を数滴たらしたりして、床を拭く。
お風呂
湯船に浸かる時に、重曹や塩と一緒にティートゥリー精油を入れると、お風呂場に蒸気が広がって鼻や喉がスッキリする。
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