ユーカリとは
ユーカリは、オーストラリアに自生するフトモモ科の植物。
ユーカリがアロマの精油として使用されていることを知るまでは、「コアラが食べるもの」というイメージしかなかった。
余談だけど、コアラは、大昔にオーストラリアが乾燥地帯になった時に、毒があって他の動物が食べられないユーカリの葉を食べられるように進化して生き延びたんだって。
生き物ってすごい。
ユーカリを消化するため、コアラは哺乳類の中で最も長い盲腸を持つようになった。
ユーカリは、種類によって含まれる成分にも違いがある。
精油として一般的に売られているものには、ユーカリグロブルス(ブルーガム)、ユーカリラディアータ、ユーカリレモン(シトリオドラ)などがある。
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ユーカリの効果
鼻が通る香りで、嗅ぐと頭がすっきりする。
鼻水、喉の不快感などの風邪の引き始めの症状を緩和したり、抗菌・殺菌作用で感染症を予防したりする効果が有名。
私は、鼻や喉がムズムズすることがよくあるんだけど、ティートゥリーやユーカリをティッシュにたらしてしばらく匂いを嗅いで、それでも不快感が緩和されなさそうな時は風邪薬を飲むようにしている。
ちなみに、鼻の周りや胸に塗って不快感を軽減する市販の塗り薬にも、ユーカリの精油が使われているものがある。
風邪が流行る季節には、アロマディフューザーでユーカリの成分を空気中に拡散させると予防効果が期待できるらしい。
(今年の秋から冬にかけて試してみる)
他には、高い消臭効果も期待できる。
以前いた会社のオフィス内で、食べ物が腐ったような悪臭が数日間充満していたことがあって、あまりにもきつかったのでユーカリとグレープフルーツをたらしたティッシュを大きめのハンカチに包んで机に置いてみた。
オフィス全体の臭いは変わらないものの、時々自分の鼻の近くに持ってきて深呼吸をしたら腐敗臭はあまり気にならなくなった。
トイレに行って席に戻ると、自分が持ってきたアロマの香りがほんのりと漂っていたので、置いている場所の半径数十㎝以内では臭いが軽減されていたと思う。
不快な臭いと混ざって余計気持ち悪くなるということもなかった。
(数日後、原因が見つかったのか、臭いはいつの間にか収まっていた)
消臭効果が高い精油はいろいろあるけれど、この時は仕事場で使うなら頭が冴える香りがいいし、それでいてばい菌を退治してくれそうなユーカリを選んだ。
※私がいた会社は香水をつけている人も、タバコの臭いをさせている人もいて、アロマを持って行っても特に何も言われない環境だったから試せたけど、匂いに厳しい職場ではこの方法は注意が必要かもしれません。
ティートゥリーとの比較
アロマの精油の原料として使われていて、オーストラリア原産のフトモモ科の植物にはティートゥリーもある。
この二つは、健康的で「ザ・薬草」という感じの香りがするし、効能も重なる部分が多い。
皮膚のケアをするのには人の皮膚に対する働きが穏やかなティートゥリー、喉や鼻の不快感を和らげるのにはより殺菌効果が高いユーカリが向いている。
特にユーカリ・グロブルスに多く含まれる1.8-シネオールは、高い殺菌効果を発揮する一方、皮膚や粘膜への刺激が強いので、使い過ぎに注意。
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アロマ精油メモ006 ティートゥリー
ユーカリの簡単な使い方
※アロマの専門家や医療関係者ではなく、ただのアロマ好きがネットで調べて試行錯誤しながら「身の回りにあるものを使って、いかに手軽にできるか?」という視点で試した方法です。
お試しになる際は、自分の体調と相談したうえで、よく考えてからお願いします。
妊娠中、授乳中の方は特にご注意ください。
ティッシュとお茶パックで
ティッシュを二つ折りにしてユーカリ精油をたらす。
それをもう一度折りたたんで、お茶パックに入れて枕元や机に置く。
お茶パックは100円ショップに売られている紙製の物でOK。
精油がついたティッシュをお茶パックに入れることで、周りのものがオイルで汚れるのを防げて、香りがなくなってきたらポイっと捨てられるのでとても手軽。
さらに、大き目のハンカチに包んで持ち歩くと、外で不快な臭いがしてきたときもパッと取り出せて便利。
ディフューザーで
アロマディフューザーでユーカリ精油の成分を拡散させると、鼻や喉がすっきりする。
本当は水を使うタイプのディフューザーが特に良いみたいだけど、うちでは手入れなどの手軽さからアロマライトをよく使っている。
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