ローズマリーの言い伝え、効果、使い方 頭をスッキリさせたい時に (アロマ精油メモ004)

ローズマリーとは

写真:写真AC


地中海に自生するシソ科の低木で、針のような形の葉を持つ。
学名はRosmarinus officinalis。
主な原産国は、北アフリカ、スペイン、フランス。
ローズマリー・シネオール、ローズマリー・ボルネオン(カンファー)、ローズマリー・ベルベノンの3種類が存在し、種類によって含まれる成分が少しずつ異なる。
欧米ではよく生垣としても植えられている。
ローズマリーとはラテン語で「海のしずく」を意味する。
なんてキレイな名前!

ローズマリーには、
・昔、高齢のハンガリーの女王様が体の痛みに苦しんでいて、修道院の聖職者が作ったローズマリーの薬用酒を塗っていたら痛みも良くなり若返った
・キリスト教の聖書に登場するマリア様が青いマントをかけたことでもともと白かったローズマリーの花が青くなった
など、いろいろな言い伝えがある。
これらのことから、ヨーロッパでは古くから神秘的な植物とされていたことがうかがえる。
精油は、木質化(植物の細胞が硬くなること)していない、先端のやわらかい部分から抽出されるものが高品質とされる。

効果

血行不良の改善、鎮痛、無気力状態の改善、記憶力アップなど。
肌や髪を元気にしてくれる働きも有名で、ヘアケア、スキンケアグッズに配合されることもある。
ローズマリーシネオールに含まれる1.8-シネオールという成分は、肩や腰が痛い時に貼る湿布にも含まれている。
午前中にローズマリーで芳香浴をすると、記憶力がアップすると言われる。
高血圧の人、妊娠中の人、授乳中の人は注意が必要(バーグ文子「アロマテラピー精油事典」より)

香り

私は、ローズマリーの精油の中ではシネオールしか嗅いだことがない。
イタリア料理に添えられていると普通に「おいしそうな食べ物のにおい」だけど、精油を嗅ぐと少し薬っぽい香りに感じる。
ユーカリやティーツリーとも少し似ているような、鼻が通る香り。
ゼラニウムやラベンダーと混ぜるとほどよく甘くて不思議な香りになる!

ブレンド
・ローズマリーと柑橘系(レモン、グレープフルーツなど)
・ローズマリーとゼラニウム
・ローズマリーとラベンダー

簡単な使い方

※アロマの専門家や医療関係者ではなく、ただのアロマ好きがネットで調べて試行錯誤しながら「身の回りにあるものを使って、いかに手軽に取り入れられるか?」という視点で試した方法です。
お試しになる際は、自分の体調や肌と相談したうえで、よく考えてからお願いします。
また、妊娠中の方や授乳中の方が精油を使用する際は、念のため医療機関にご相談ください。

お風呂

重曹大さじ1.5杯に、ローズマリーとゼラニウムを1,2滴ずつ混ぜて湯船に入れる。
甘すぎずスッキリとした香りが、お風呂場に広がる。
ローズマリーのスースー感が気になるなら、ゼラニウムを多めにしてもいいかも。

掃除

無香料のウェットティッシュにローズマリー精油をたらしてフローリングを拭く。
特に午前中の掃除で使うと、頭がすっきりする。

練香水

ゼラニウム&ローズマリーの組み合わせが気に入ったので、ワセリン、ホホバオイルと混ぜて練香水を作ってみた。
ちなみに、アロマコスメを扱う沖縄のお店「ペタルーナ」では、ローズマリーとゼラニウムが入ったシャンプーやボディケアグッズが販売されているので、一般的にも人気がある組み合わせなんだと思う。

この他にも、ローズマリーの良い活用法が見つかったら、追記していきたい。

★おススメ
アロマの精油の原料となる植物の概要、歴史、効果などが分かりやすくまとめられています。

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