カモミールは良い匂いの白い花を咲かせます。
その花の芳香成分は悲しみにとらわれた心を楽にしてくれるとされ、「心のお医者さん」と表現されることもあります。
悲しみや自己嫌悪に心がとらわれている時や、なんだか落ち着かなくて寝付けない時。
カモミールの香りが、そっと気分転換を助けてくれるかもしれません。
カモミールローマンとは
カモミールローマン(ローマンカモミール)はキク科の多年草で、良い香りの白い花を咲かせる。
カモミールにはいくつかの種類が存在し、アロマで使われるのはカモミールローマンとカモミールジャーマンが多い。
カモミールローマンは花からも葉からも芳香成分が採れるが、ハーブティーとしては苦みが強く飲みにくいと言われる。
名称がいくつかあり、ゴールドカモミール、コモンカモミールなどとも呼ばれる。
学名はAnthemis nobilis、もしくはChamaemeleum nobilis。
カモミールローマンとカモミールジャーマン
アロマで使われるカモミールにはカモミールジャーマンという種類のものもある。
花の見た目はカモミールローマンとよく似ているけど、丈の高さなどに違いがある。
また、ジャーマンの方は一年草である。
アロマの精油では、カモミールローマンは薄い黄色で、カモミールジャーマンは濃い青色をしている。
カモミールジャーマンの青色は、含まれる成分により出てくるもの。
ハーブティーとして飲みやすいのはジャーマンの方。
カモミールローマンの効果
カモミールローマンの効果は、心を落ち着かせる、癒し、緊張をほぐす、安眠など。
悲しみや自己嫌悪にとらわれている時に、特に効果的とされる。
また、肌に対しても皮脂調整や炎症を和らげるなどの良い影響があるとされ、化粧品にもカモミールの成分が配合されていることがある。
※精油は医薬品ではありません。
アロマは健康に良い影響を与えるとされますが、精油の香りや効果の感じ方は体質により異なります。
カモミールローマンの香り
カモミールローマンは、「青りんごのような甘い香り」と表現されることが多い。
だけど私には、青りんごというより焼きりんごとか、すりおろしたりんごに薬草っぽさを混ぜたような香りに思えた。
小さい時、風邪を引いてすりおろしたりんごを食べた時のことを思い出す。
その時は大抵苦い漢方薬も一緒に飲んでいたから、カモミールの薬っぽさが風邪をひいたときを思い出させるのかもしれない。
でも、(小さい時飲んだ漢方薬は嫌だったけど)カモミールの香りは不思議と嫌ではなくて、心が落ち着く。
今手元には、生活の木の福袋に入っていたカモミール単体の精油と、無印良品のブレンド精油がある。
少量でも匂いが強いので、無印良品のブレンドオイルの方でも充分カモミールの香りを楽しめる。
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