小学生の頃、ふぉうちゅんドッグすというアニメが好きでよく見ていた。
契約しているdアニメでそのアニメを最近見つけて、なつかしくて見返している。
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大人になってから見返すと、子供の時は意味が分からなかったことが分かったりして面白い。
ふぉうちゅんドッグすのストーリーを簡単に説明すると、飼い主のアイちゃんとはぐれてしまった子犬・フレディ(元の名前はアレックス)が、アイちゃんを探して旅をするお話。
旅の途中では個性的な仲間と出会ったり、別れたりする。
絵柄は犬たちが可愛く描かれていてほのぼの系だけど、野良犬として生きることの大変さを描いた話、飼い主の家に赤ちゃんが生まれて疎外感を感じる犬の話、仲間になった犬が良いパートナーを見つけて去っていく話、病死してしまう子犬の話など重いテーマも扱われている。
序盤〜中盤は犬と人間の友情とか、良いパートナーとは何?など現実的なテーマがコメディも交えつつ描かれていて、終盤は急にダークファンタジーな世界観が展開される。
一応、序盤からファンタジー要素は「おとぎ話」として出てきているし、主人公のフレディが特別な力を持つ犬だと暗示する描写はあるから、つながってることはつながってるけど、世界名作劇場みたいな雰囲気だったのが急にホラー交じりなファンタジー路線になるから唐突な感じは否めない。
終盤の方は精神的にも見た目的にも痛々しい場面が多いから、コメディ担当のドッチがいないと見てられなかったと思う(笑)
終盤は、シリーズ物の別の物語として分けられていればよかったのに・・・。
物語の展開に対するモヤモヤはあるけど、それでもいいアニメだと思う!
ということで、特に印象に残っている回の感想を書こうと思います。(ネタバレを含みます)
★メインキャラの犬
・フレディ フレンチブルドッグの男の子
・ドッチ ミニチュアダックスフンドのおじさん
・マックス ボクサー犬の男の子
・コッコ アメリカンコッカースパニエルのお姉さん
ふぉうちゅんドッグす12話「コッコの選んだ道」感想
フレディ、ドッチ、マックスの3匹は旅の途中であるメス犬と出会う。
その犬はコッコという名前で、飼い主の夫婦の愛情を受けて幸せに暮らしていた。
ところが、夫婦に赤ちゃんが生まれて、夫婦はあまりコッコのことをかまってくれなくなってしまい、寂しいのを我慢して過ごす。
飼い主の夫婦はすごくいい人たちなんだけど、赤ちゃんが生まれると気をつかうことが増えて犬の方はついつい後回しになってしまうという切ない話。
フレディがコッコの首輪を外してあげる場面は少し唐突なような気もしたけど、飼い主の迷惑にならないようにと寂しいのを我慢するコッコと、気にかけるフレディたちの関係性がいいなと思った。
コッコは、フレディたちと一緒に旅をすることになって、旅仲間の紅一点となる。
ドッチは、可愛い犬の女の子を見かけるとナンパしてしまうお調子者なやつなんだけど、コッコに関しては「あれ? 本当に好きなのかも?」と思わせる場面がこの後の旅の途中でも描かれる。
コッコの方も、ヤキモチを焼いたりして、ドッチを意識してると思わせる描写がされる。
ふぉうちゅんドッグす13話「俺はロックじゃない!」感想
フレディの兄貴分、ドッチが主人公の回。
コッコとドッチがケンカをして、拗ねたドッチだけ別の道を通って後で合流することになった。
ところが、気になるものをみつけて寄り道してしまい、その時に足をケガして人間のおじいさんに助けられる。
人嫌いのドッチは、最初はおじいさんに噛み付いたり、包帯を噛みちぎって逃げようとしたりするが、おじいさんの優しさに心を開いていく。
ドッチを拾ったおじいさんは街中でハーモニカを演奏して小銭をもらって生計を立てていて、昔大事にしていた犬とドッチを重ねているようだった。
足のケガが治ってもなかなかおじいさんの元から立ち去れないドッチと、本当は寂しいはずなのに話の最後で仲間の元にドッチを帰してあげるおじいさんの優しさに心が暖かくなる話。
ドッチは野良犬であることを誇りに思っていて、基本的に人間のことは信用していないけど、昔は飼い犬だったことをにおわせる伏線が時々出てくる。人嫌いになった理由は、ドロドロファンタジーな展開を乗り越えた最終回で明かされる。
第3話で乱暴な人間の男の子に追いかけ回されて人嫌いになったと思わせる話が出てくるけどそれは面白おかしく描かれていて、本当の原因はもっと深い。
他にも感想を書きたい話はあるけど、長くなったので今回はこの辺で。
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