[私について1] 視覚障害のこと、IT機器(PC、スマホ、タブレット)のこと

このブログには、最近の出来事や今ハマっていること、過去のことなど、自分のことを主に書いています。

なので、必然的に視覚障害者目線での話が多くなるのですが、ネットを通じていろんな人と交流しているとときどき、「視覚障害があるのにブログが書けるのか」、「どうやってネットを使っているのか」という素朴な疑問を投げかけられることがあって、「自分にとっての当たり前は他人からは当たり前じゃない」ということに気づかされます。

よくよく考えたら、視覚障害者と接する仕事をしているとか、身近にそういう人がいる訳でもなければ、「ときどき街で見かける白い杖を持っている人達」、「たまに天才音楽家が出てきて話題になったりする」くらいの認識しかないのが普通ですよね。

ということで、自分の障害のことや、そもそもどうやってIT機器を操作しているのか、どうやって生活しているのかなど、改めて基本的なことをまとめていきたいと思います。

ちなみに、私は自分の障害のことを面白おかしく話すのは苦手です。
NHKのバリバラみたいなノリで面白く話せる人や、退屈させない文章を書ける人には憧れるんですが、私の場合無理にはっちゃけるとしらけさせてしまいそうなので、淡々とまとめていきます。
途中で眠くなったら寝ちゃってください(笑)

視覚障害

私は生まれつき視覚障害を持っていて、少し視力があるので「弱視」と言われています。

「眼鏡かけたら?」と聞かれることもありますが、眼鏡やコンタクトで通常の視力が出ないから「視覚障害」となっています。

視覚障害についての定義や詳しい説明は下記のサイトに載っています。

関西盲導犬協会
http://www.kansai-guidedog.jp/knowledge/disease/

視覚障害者 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%96%E8%A6%9A%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85

弱視は視力や見え方にかなり個人差がありますが、ここでは私の見え方について話します。
視力は、左目が0.02ー0.04、右目は光を少し感じる程度。
すぐ近くのものは見えるけど、少し離れると見えづらくなります。
例えば、目の前に人がいることはわかっても、相手をじっと見ないと性別も判別できません。
10ポイントくらいの文字は凝視すれば見えるけど、読むのに時間がかかるし目にも負担になるため、学校で使う資料などは22~24ポイントに拡大したものを使っていました。
視野は極端に狭いです。

こんな風に書いていますが、生まれつきの障害で普通の見え方を知らないので、世界がどんな風に見えているのかを正確に伝えるのはなかなか難しいです。

IT機器を使うとき

パソコン、スマホ、タブレットを場面に応じて使い分けているんですが、仕事でもプライベートでもタブレット(iPad)をよく使っています。
IT機器を使うときは、スクリーンリーダー(音声読み上げ機能)や拡大機能、画面の色を反転させる機能を使っています。
パソコンの読み上げ機能の基本的な使い方は盲学校にいた時に習いましたが、ブログの作成や新しい機器の使い方は自分で調べたり友達に教えてもらったりして覚えました。
遠くの人と交流したり、こうやって書いた文章を人に見てほしくて覚えたので、勉強というより趣味という感覚でした。

スクリーンリーダー(音声読み上げ機能)

パソコンやスマホの画面上の情報や、操作を機械音声でガイドしてくれる機能。
パソコンはキーボードを使って操作します。
スマホは手で触ってわかるボタンがついていないので、読み上げ機能を設定しているときは2回タップしないと機能が動作しません。
「ポンポン」と指で2回タップする間に
画面を指で触る→読み上げる→もう一回押して機能を実行
という作業が行われています。

代表的なスクリーンリーダー

Windows
PC-Talker

PC-Talkerは、Windowsの操作を音声で案内するスクリーンリーダー(ScreenReader)です。
別途購入が必要、使っている人が多い。

NVDA日本語版

無料(オープンソース)の Windows 用スクリーンリーダー NVDA 日本語版のダウンロードと説明です。非営利の任意団体 NVDA 日本語チームが提供しています。
別途ダウンロードが必要、基本的に無料だが寄付を募っている。

ナレーター

新しいWindowsには最初から入っているが使いづらい。

iOSMac
Voice Over

Macは、点字ディスプレイに対応した内蔵の画面読み上げ機能であるVoiceOverなど、視覚に障がいがある方や弱視の方のためのパワフルな機能を搭載しています。
iPhone、iPad、Macなどのアップル製品には最初から入っていて、設定すれば使えるようになっている。たまに日本語の読みがめちゃくちゃになるけど、慣れたら使いやすい。
私の周りの視覚障害者は、iPhoneを使っている人が多い。

Android
Talk Back

TalkBack は Android デバイスに組み込まれている Google 製のスクリーン リーダーです。TalkBack から音声フィードバックが出力されるので、画面を見ずに
Androidスマホに入っているスクリーンリーダー。

らくらくスマホ

ドコモ らくらくホン らくらくスマートフォン4をご紹介します。
中身はAndroidだが、ドコモのらくらくスマホには独自のスクリーンリーダーが入っている。

画面拡大機能

IT機器の画面の文字や画像を拡大表示する機能。
PC、スマホ、タブレットに最初から入っていて、必要に応じて設定できる。

色反転機能

画面の色を反転して、白背景に黒文字で表示されている画面を黒背景に白文字で表示させる。
画像の色まで反転されて人間の顔が緑や青になったりすることもあるけど、最近のiOSでは少しずつ改善されている。
私は黒背景に白字が圧倒的に見やすいけど、普通に白背景に黒文字が見やすいという弱視の人もいる。

まとめ

今回は自分の障害のことと普段使っているIT機器のことを紹介しました。
長くなったので、仕事のことと日常生活のことは別の記事にまとめたいと思います。

この記事へのコメント
こんばんは。

この前の僕の記事にコメントを頂いた時に
僕が疑問を呈したことへの詳しいお返事ですね。
みなさんも疑問に思われているかもしれないので
本当に適切な記事を頂いたと思っています。

さて、もえさんの記事を読んで
四年以上前の出来事を思い出しました。

その時のことを記事にしていました。

ここにその記事のリンクを貼りたかったのですが
どうしても出来ませんでした。
URLだけを書けば検索して頂けたのでしょうが
それだけでは面白くない(笑)

と言うことで、僕のブログにひとつの記事を書きました。

もえさんのことをブログの紹介と共に
その出来事の記事へ飛べるようにしました。

ぜひ、お越しをお待ち申し上げておりま~す!
2018-02-26 02:50 孝ちゃんのパパ

非常に興味深く読ませて頂きました。
次回の記事も楽しみにしてます。
(*>∀2018-02-26 08:30 風のましゅー

孝ちゃんのパパさん、ご訪問とコメント、ありがとうございます。
また、ブログの紹介もとても嬉しいです。

実は孝ちゃんのパパさんから

「視覚障害があるのにブログはできるのかな?と思いました」
というコメントをいただいたとき、本当に一瞬だけ
「もしかして私疑われてる?」
と思ってしまいました。ごめんなさい。

でも、普段視覚障害者と関わる機会がない人からしてみれば、視覚障害者がネットをするとか、機械の力を借りて点字以外の文章も読み書きできるということを知らなくても不思議ではないということに気付きました。
また、私は弱視ということもあり、伝えるのが難しいからこそ伝える必要があるということを日々実感しています。

順を追って自分のことを説明するきっかけを与えていただき、ありがとうございます。
もしよければ、これからも遊びにきてください!
2018-02-26 23:34 もえ

風のましゅーさん、ご訪問とコメント、ありがとうございます!
次回の記事もお楽しみに!!
2018-02-26 23:36 もえ

こんばんは。

記事にしてしまった時には
よかったのかな?って思ってしまいました。

コメント欄にお返事を書きましたので
また読んでくださいね。

2018-02-27 03:38 孝ちゃんのパパ